国内CVC

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国内CVCにおけるVCレベル 

国内CVCでは戦略リターンの議論から入るケースが多く、どの程度通常のVCに近いレベルの投資活動を行っているかはケースバイケースかと思います。財務リターンを重視すると通常のVCと同じような投資を行うことになり、それが活動の軸となる可能性があります。
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CVCにおける戦略リターン

CVCの戦略リターンとして協業が重要視されるケースが多いかと思いますが、それ以外にも成長途上にあるスタートアップとの関係性の中で情報収集、M&Aのターゲットとなりうるスタートアップのパイプライン作りなども考えられます。
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CVCにおける段階的投資

CVCの投資をその出資比率に応じて、小口分散投資、重点投資、M&Aと分けて検討することができます。それぞれの段階での戦略リターンとして、情報収集、協業、自社グループへの取り込みなどが想定されます。
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国内CVCの財務リターンの拡大

国内CVCの財務リターンを拡大するためには、投資機会の拡大、バリュエーションの評価、投資先への付加価値提供が考えられます。その前提として実現したい財務リターンの内容を明確に設定しておくことが重要です。
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VCファンドへのLP出資

CVCの取り組みとして直接投資以外にVCファンドへのLP出資も考えられます。LP出資のメリットとしては、自社で興味のあるエリア、分野におけるスタートアップに関する情報を入手できるとともにVC投資の知見を獲得できるなどがあげられます
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CVCとイノベーション

CVCを活用して融合のイノベーションを実現するために、スタートアップとの関係性から入手できる情報やネットワークと親会社の強みをどう組み合わせると良いかという視点も重要かもしれません。そのために投資先とはお互いに学び合うバランスの取れた関係を作る必要があります。
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CVCにおける財務リターンの重要性

CVCとして財務リターンを重視する必要がある理由として、①財務リターンを実現する、②スタートアップの成長性を検証する、③利害関係者のインセンティブの整合をとる、④CVCの取り組みに中長期的な視点をあたえる、などが考えられます。
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CVCのファンド組成

CVCをファンドで行う場合はGPをどうするかという課題があります。子会社をGPとする場合は制度設計の自由度は高くなりますが、VCの実務経験を補完する必要があります。外部VCをGPとする場合は戦略リターンが実現できる制度設計が必要となります。
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国内CVCの事例(ファンド投資)

国内のあるCVCではファンドで投資を行っており、将来M&Aをする可能性のあるスタートアップではリードを取って取締役を派遣するケースもあるようです。M&Aのパイプライン作りもCVCの目的の1つになることを示す事例かと思われます。
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国内CVCの事例(本体投資)

国内のあるCVCでは本体投資で行っており、投資意思決定時は協業の可能性についてはそれほど重視せずに投資を行っているようです。投資先が上場した場合はその株式は現段階では継続保有しているので、財務リターンの考え方は自由度が高いと思われます。