国内CVC

CVCにおける段階的投資

CVCの投資をその出資比率に応じて、小口分散投資、重点投資、M&Aと分けて検討することができます。それぞれの段階での戦略リターンとして、情報収集、協業、自社グループへの取り込みなどが想定されます。
海外VC

海外VCファンドの存続期間

VCファンドの存続期間は通常10年ですが、特に海外では未上場である期間を長期化するスタートアップの増加に伴いVCファンドの存続期間も長期化する傾向にあります。CVCも長期的な視点でエグジット戦略を設定する必要があります。
国内CVC

国内CVCの財務リターンの拡大

国内CVCの財務リターンを拡大するためには、投資機会の拡大、バリュエーションの評価、投資先への付加価値提供が考えられます。その前提として実現したい財務リターンの内容を明確に設定しておくことが重要です。
国内CVC

VCファンドへのLP出資

CVCの取り組みとして直接投資以外にVCファンドへのLP出資も考えられます。LP出資のメリットとしては、自社で興味のあるエリア、分野におけるスタートアップに関する情報を入手できるとともにVC投資の知見を獲得できるなどがあげられます
海外VC

米国VCのオープンエンド型ファンド

米国では投資先の上場後の成長を投資収益に取り込むためにオープンエンド型ファンドに移行したVCがあります。CVCとしても長期的な視点で財務リターンを拡大できるエグジット戦略を設定する必要があります。
国内CVC

CVCとイノベーション

CVCを活用して融合のイノベーションを実現するために、スタートアップとの関係性から入手できる情報やネットワークと親会社の強みをどう組み合わせると良いかという視点も重要かもしれません。そのために投資先とはお互いに学び合うバランスの取れた関係を作る必要があります。
海外CVC

欧州のCVCの事例

欧州のあるCVCでは、①意思決定を権限移譲する、②戦略リターンとして協業のパターンを設定する、③CVCを財務的に健全に維持する、④投資回収した資金を再投資する、という運営をしています。
国内CVC

CVCにおける財務リターンの重要性

CVCとして財務リターンを重視する必要がある理由として、①財務リターンを実現する、②スタートアップの成長性を検証する、③利害関係者のインセンティブの整合をとる、④CVCの取り組みに中長期的な視点をあたえる、などが考えられます。
海外CVC

米国のCVCの事例

米国のあるCVCでは小口分散投資と重点投資の2つの投資チームを持っており、投資先の内部情報入手の方法としてCVCを活用しています。前者は業界の最新動向の把握、後者はM&Aのパイプライン作りが主な目的となっています。
国内VC

VCにおける多様性の重要性

米国のある著名なVCでは所属するパートナーの出身国が分散するようにチームを構成して、多様性を高める努力をしています。CVCにおいてもチームの構成員を多様化するという視点で取り組む必要があると思われます。